こんにちは。
大宮デンタルクリニックです。

「虫歯菌が親から子にうつる」という話を耳にしたことはありますか？
実際、通院される保護者の方々からも、よくご質問をいただきます。

今回は「虫歯は伝染するのか？」についてお話しします。

虫歯菌の感染について

虫歯は「ミュータンス菌」と呼ばれる強力な虫歯菌が原因で引き起こされる感染症です。
研究では親子間で同じタイプの虫歯菌が検出されることが多いという結果があり、虫歯菌が親から子にうつることが科学的に証明されています。

感染しやすい時期

生まれたばかりの赤ちゃんには、虫歯菌は存在しません。
しかし、家族とのスキンシップを通じ、唾液を介して虫歯菌がうつることがあります。
特に注意が必要な期間は「感染の窓」と呼ばれる1歳7か月から2歳7か月頃の間です。
この期間は、奥歯（臼歯）が生えそろう頃ともいわれており、虫歯菌が定着しやすい時期です。

子どもの受診時期

「子どもはいつから歯科に通えばよいのか？」とお悩みの方には、「感染の窓」の時期にさしかかる1歳半を目安に受診することをオススメします。
また、生後6～8か月で乳歯が生え始めた頃からの受診も可能です。

虫歯菌の予防とケアの大切さ

虫歯菌の感染は親子間で起こりやすいため、日常生活の中で適切な対策をとることが重要です。
赤ちゃんの歯を健康に保つためには、スキンシップを大切にしつつ、家族全員が口腔ケアに取り組むことがポイントです。