歯周再生治療について
歯周病で破壊された歯周組織の再生を促進する
歯茎だけでなく、歯を支える骨にまで影響が及ぶ歯周病。歯周病によって歯がグラついてしまった方や歯を失ってしまったという方もいらっしゃいます。歯周病で破壊されてしまった歯周組織は、そのまま放っておいても再生することはありません。
しかし、破壊されてしまった歯周組織へ「リグロス®」や「エムドゲイン®」といった薬剤を使用することで、歯周病が進行している場合も抜歯せずに治療を行うことができる可能性が出てきます。
歯周組織再生治療を希望される方に関しては、治療が可能か確認するために、まずはしっかりと事前検査をいたします。
保険適用の歯周組織再生医薬品「リグロス®」
歯周組織の再生に効果が期待できる薬剤として開発されたのが「リグロス®」。医科分野において、やけどなどで失った皮膚の再生に使用されている薬剤と同じ成分です。歯周病治療に使われるリグロス®は薬剤の濃度を歯科用に変え、歯を支える歯周組織を再生するための薬剤として誕生しました。リグロス®は適応できる症例が限定されているため、すべての症例で効果が得られるわけではありませんが、歯周病によって歯が抜けてしまうことを防ぐことができます。
リグロス®は成長因子の作用により、細胞が活性化され、歯周組織の再生を促進させます。
リグロス®を使用できる治療は骨の喪失が一部分だけという場合であり、また使用する際には歯根、歯槽骨に直接塗布するために、外科的な処置が必要になります。まずは歯周病の基本的な治療をした上で、さらなる歯周組織の回復を見込んで行う処置です。
リグロス®は保険適用対象のため、健康保険を使って治療することができます。
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